シャッター通り脱出プロジェクト

シャッター街 自営業 再生 復活

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結論から申しますと、組織の機動力に勝るコンビニに太刀打ちする事はできません。だから現在、コンビニと競合する業態の店舗様は恐縮ですが、コンビニに業態変化しないとジリ貧になる事は避けられません。ただそのコンビニもセブンを筆頭とする大手三社以外ではさらなる閉店に追い込まれる可能性があります。

ただ相当の覚悟をもって参入できないなら、コンビニをすることはお勧めしません。現在、コンビニのオーナーをしている方が読まれたら憤慨するかもしれませんが。コンビニ経営はかなりの重労働である事は否めません。一般的にフランチャイズシステムはフランチャイザー(本部側)がフランチャイジーより圧倒的に儲かるとされています。フランチャイジーが儲かるなら、本部はすべてを直営店にしますからね。

米飯やパン、惣菜などのデイリー商品は毎日発注作業があります。このカテゴリーの商品は廃棄ロスが絡むかなりナイーブな商品なので、オーナーの責任のもと、発注業務が行われています。この部分を任せられるような店長を育て上げれば多少、オーナーの負担が減りますが、店長クラスを雇う規模になるとそれなりに売り上げ規模も大きくなっているわけです。そうなるとアルバイトやパートの労務管理など他の部分での仕事も自動的に増えてきますね。

コンビニではその日の売り上げをすべて本部に送金させています。この作業もコンビニオーナーの大きな負担の一つです。とはいえ本部が記帳などの会計業務を代行してくれますので、実質的には負担が減っているのも事実です。余談ですが、セブンの場合、仮に平均日販が60万円とした場合、18、000店舗から送金してくるので、毎日108億円の現金が本部に集まっている計算になり、月間でも3200億円のキャッシュフローが生じている事になります。各店舗は月間で1800万の売り上げを作りながらも、現金を手元におけないまま日々販売に勤しむことになります。

その他、オーナーには仕事が大量にありますので、ちょっと温泉に一泊旅行なんていう事はかなりの至難の業になります。契約期間は各コンビニで5年から15年と幅がありますが、その間は休み無を覚悟する必要がありますね。

コンビニ
   


それでは現在、コンビニと競合しない業種の自営業の方はどうすればよろしいでしょうか?

既成の概念を転換して、営業時間を変えてみるのも手です。コンビニがスタートした頃、朝7時から夜11時まで開いていて非常に便利に感じましたが、今となっては24時間営業は
当たり前となりました。すでに長時間営業は「差別化」とは言えなくなってしまった感があります。がその他の業態ですと話は変わってきます。最近は、建設工事関係の資材を早朝
から販売する会社が重宝されていますね。大手ホームセンターも乗り遅れまいと早朝営業を始めるところが増えてきました。
あなたのお店は早朝や深夜にニーズはありませんか?

このあたりにひとつのヒントが隠れているような気がします。例えば高齢者は、早起きです。街の電気屋さんで早朝からパソコン教室などしたら、また新たな顧客を獲得できません
か?寝る時間が欲しいと事でしたら、客の来ない昼間に店を閉めて、昼寝することもありだと思います。どうせ開けていても客は大手電気量販店に流れていますからね。

すでに高齢化社会はスタートしておりますが、皆さん「身の置き場」が必要なのです。特に会社組織に勤めていた人間にとって、突然、自宅に待機させる事がどんな残酷な事でしょうか?嫌だ嫌だと思っていたあの満員電車が何とも懐かしく思えてくる。人間の慣れとは怖いものです。ですので早朝からのパソコン教室は引退した企業戦士の「身の置き場」でもあるわけです。

小売業なら他にも、酒屋、花屋、八百屋、サービス業なら床屋、美容院、クリーニング店などはむしろ深夜や早朝に活路を見出すのも有りですね。もちろん治安の悪い時間帯ですから、防犯対策もしっかり練ってください。

   

コンビニにおいてあるおよそ3000種類の商品はある程度、コンスタントに販売の見込める売れ筋商品のみですが、各カテゴリー別にかなり絞りこんでおり、選択肢が無いのも事実です。確かにあの限られたスペースに商品を置くわけですから、商品ラインナップには限界がありますね。そうなるとコンビニに対抗するには、あるカテゴリーの専門店になる必要が
あります。「その手の商品ならあの店だね」というわけですが、こうなってくると競合はコンビニだけではなく、郊外のホームセンターなども入ってきます。

ただホームセンターは一般に食品カテゴリーには余り力が入っていないため、リテールの商品でしたら、お茶、海苔、漬物、八百屋、酒屋、乾物専門店などはまだ勝機があるかと思われます。ただし価格競争に巻き込まれない商品ラインナップを展開するにはそれなりの市場規模が必要となります。お住まいの地域の商圏人口がそこそこの規模の必要がありますがその対応策も当サイトのテーマでもある「ホームページによる集客戦略」でご提案したいと考えております。詳しくは後述します。

   

POSとは、「Point Of Sales」の略で、日本語では販売時点管理と訳されています。要は販売が成立した時点での情報をホストコンピュータが吸い上げているわけですが、それでは
コンビニのPOSは、具体的に何を吸い上げているのでしょうか?

購入した商品、購入者の男女および年齢、地域、時間はその場でほぼ把握されています。バーコード読み取りでが男女の区別が出来るのかという疑問も生じるでしょうが、実はこの部分はレジでアナログで入力されています。今度、コンビニで支払の際にレジを見てみてください。数字の入ったピンクとブルーを最後に押しますが、これで直観的にあなたがいくつに見られているかわかります。そうなんです。最後に押したこのニ色のボタンで男女区別と年齢のデータを入力しているというわけです。

この段階である商品が、男女どちらがいくつぐらいの人が何時、何処でいくつ買ったか記録される理由です。さてここで重要なのは、コンビニはこのデータに何を求めているかという事です。もちろん売れる商品を把握する事ができるでしょう。またこの店の男女比率が女性の方が多ければ女性向けの商品ラインナップを充実しようなどの販売計画が立てる事
も出来ます。

でもコンビニの最終目標は、「死筋商品の排除」に尽きます。お店から死筋商品を排除して、売れる商品にだけにするのがコンビニの究極の目標です。商品には、「売れ筋商品(非常に売れる商品」「見せ筋商品(商品ラインナップ上必要な商品」などがありますが、死に筋商品は早めにお店から排除する必要があります。コンビニが世に出るまでこの死に筋商品を
見つける事が非常に大変でした。何故なら売れている商品はたびたび発注をかけるので把握しやすいのですが、売れていない商品を特定する事は非常に把握しにくいという事です。店主のほぼ経験値では「あの商品は年一回でるかでないか」で覚えるのが精いっぱいですからね。

コンビニには単品管理という言葉があります。小規模小売店様ではバーコードを読み込む装置もないので、非常に大変かと思いますが、主力商品だけでも日売、週売、月売の数値を把握しておく事をお勧めします。そうすることにより売れている思っていた商品が思ったより売れていなかった事などが発覚したりします。そうなんです。特に思い入れの強い商品は売れていると思いこんでいる場合が非常に多いですね。逆に売れていないと思っていた商品が毎月コンスタントにでている事なども見えてきます。

 
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昔の駄菓子屋といえば、夏はかき氷、冬はアイスクリームというように既成概念で商品ラインナップが決まっていました。これには誰も違和感を感じていませんでしたが、セブンはあ
る時から店舗中央部分に大型のアイスストッカーを置いて、商品ラインナップを大幅に広げました。「冬場にアイスは売れない」という定説をPOSデータから違うと推測したのです。
実は都市部を中心に増えたマンションは機密性が高く、冬場でも非常に室内は暖かく乾燥しアイスが欲しくなります。この様な事例は他にもたくさんあります。夏場におでんや中華まんを売れないのかという仮説の検証から、現在でも夏場におでんや店舗によっては中華まんの販売をしております。

あなたの既成概念はもう古いかもしれません。例えば一週間に平均的に売れている思われがちな魚ですが、現状、スーパーで魚が売れる日はある程度決まっています。それはそ
の地域の翌日が生ごみの収集日の前日です。現代の主婦は魚の臭いを非常に嫌がります。非常に悲しい現実ですが、逆にいうとマーケティングの手法が見えてきませんか?「生
ごみ収集日の前日に魚の特売を打つ」「生ごみ収集日の前日以外は、下処理を完璧におこなった生ごみの出ない切り身を売る」等です。
今一度、貴店様でお取扱の商品やサービスについて可能な限り検証してみてください。



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